
〜天然坊主地獄年表〜
- 貞観9年(867)
- 鶴見山噴火 各所に温泉が湧出
- 明応7年(1498)
- 延内寺爆発
- 大正14年(1925)
- 油屋 熊八が
富士山頂付近に看板設置 - 昭和15年(1940)
- 東郷邸にライオン像を寄付
- 昭和25年(1950)
- 別府市が
国際観光温泉文化都市に指定 - 同年
- 坊主地獄営業開始
- 昭和32年(1957)
- 別府国際温泉観光大博覧会
- 昭和33年(1958)
- 鉱泥温泉営業開始
- 昭和34年(1959)
- 大分県指定天然記念物に登録
- 昭和48年(1973)
- 昭和熱泥噴出
- 昭和54年(1979)
- 皇太子殿下
天然坊主地獄へご来園 - 平成元年(1989)
- 平成熱泥噴出
資料&写真ライブラリー
天然坊主地獄昭和写真
天然坊主地獄の開園初期。活気溢れる昭和の時代を垣間見ることができる貴重な写真が残っています。当時の園内、観光客の笑顔、熱泥が湧き上がる様子の他に、当時の皇太子殿下(現天皇陛下)が来園された貴重な写真をご覧下さい。

坊主もビックリ大爆発事件
天然坊主地獄がある場所にはその昔、延内寺という大きなお寺がありました。1498年、マグニチュード7.0~7.5規模の日向灘地震が発生。その大地震により、地が裂け、熱泥が噴出し、境内が大爆発!円内坊(住職)も吹き飛ばされてしまい、延内寺と共に沈んでいったそうです。

ポコっと産声をあげる
大地震による爆発のあと、地中深くから熱泥がポコッと湧き上がりました。それ以来、時代によって場所を少しずつ変えながら湧き続けている熱泥。ポコッポコッと湧き出る姿はまるで坊主頭のよう。地球の神秘を感じる光景です。


大分天然記念物登録
天然坊主地獄は、昭和34年に大分県の天然記念物に登録されました。別府にはいくつもの「地獄」がありますが、天然記念物に登録されることは珍しく、文化施設としても注目を浴びています。



鉱泥温泉について
天然坊主地獄から湧き出る熱泥は鉱泥(こうでい)と呼ばれ、温泉成分を含み、体に良い効果をもたらすとされています。戦後、別府の国立病院では、傷病兵にこの泥を温湿布にして治療に用いていました。当時の院長だった高安慎一博士の依頼により、多くの人が全身で泥湯につかる鉱泥浴(こうでいよく)ができるように造られたのが「鉱泥温泉」です。


午前中のみの営業で【幻の温泉】とも言われている鉱泥温泉。「午後も営業してほしい」というお声をたくさん頂いていますが、鉱泥浴槽は衛生管理を徹底するために、どうしても清掃や管理に時間を要します。やむを得ず午前中のみの営業となってしまいますが、これからも湯治目的のお客様に満足していただける温泉でありたいと思います。
- 営業時間
- 8:15頃〜12:00
- 定休日
- 毎週木曜日、元日
- 料 金
- 大人 900円
子供 700円
注 記
- 効能が優れているため、小学生未満の入浴はご遠慮いただいています
- 鉱泥を顔や身体に塗り込むことはできません
